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「ツメ」の掟

  • 執筆者の写真: narutaka yamada
    narutaka yamada
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

更新日:2 日前


そのツメ、機能してますか?


ツメのデザインというと、つい「見た目」や「情報量」に意識が向きがちですが、特に流通・商社系のカタログでは、何よりも検索しやすさが求められます。ツメは装飾ではなく、あくまで“道しるべ”。この役割を忘れてはいけません。

カタログの情報構造は、基本的に大分類(カテゴリー)→ 中分類(広めの一般名称)→ 小分類(具体的な一般名称)という階層で成り立っています。

たとえば、大「保護具」→ 中「作業手袋」→ 小「軍手」という具合です。

問題は、これらの要素をツメにどう配置するか、という点です。よく見かけるのが、大分類を最も大きく表示したツメですが、実はこれ、ユーザー視点ではあまり意味を持ちません。

なぜなら、ユーザーは大分類を文字ではなく色で認識しているからです。小口側にカテゴリーカラーが入っていれば、「あ、ここは保護具だな」と瞬時に理解できます。

では、ツメで本当に強調すべきものは何か。それは中分類、つまり「作業手袋」のような広めの一般名称です。

ツメ検索時のユーザーの思考を追ってみましょう。まず色でカテゴリーの見当をつけ、次に「手袋」あたりを探す。この「手袋」というキーワードが小口側でしっかり視認できれば、目的の「軍手」には、もうかなり近づいています。

あとは「手袋」周辺のページをめくり、画像を確認しながら目的の商品に行き着くだけ。この役割は、辞書で言えば「あ」「か」「さ」行にあたるものです。間違っても、この位置に大分類を置いてはいけません。

もう一つ大切なのは、カテゴリーカラーの扱いです。ツメだけに頼るのではなく、巻頭のインデックスで色とカテゴリーの関係をしっかり刷り込んでおく。このひと手間があるかないかで、カタログ全体の“使いやすさ”は大きく変わります。

ところが最近のカタログを見ていると、情報を盛り込みすぎた結果、ツメの文字が小さくなり、結果として何も伝えていないケースが少なくありません。

そろそろ、ツメの役割を原点に立ち返って見直す時期に来ているのかもしれません。


 
 
 

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